静岡県教育委員会
教育長　池上　重弘

　探究学習に係るオンラインプラットフォームの構築は、私が委員長を務めていた「才徳兼備の人づくり小委員会」の中で、地域と連携した取組の具体的展開の一つとして提案したものです。目的は「オンラインとリアルを組み合わせた豊かな学びの機会の提供」であり、「県全域の探究学習と地場教育の質を高めること」にあります。この度、ここに「探ＱラボShizuoka」として公開することになりました。
　県内ではすでに、多様な企業、団体等と協働し、社会の課題に取り組む能力の育成のために、優れた探究学習を実践している学校があります。「探ＱラボShizuoka」では、学校と地域の協働を支える基盤（プラットフォーム）として、情報交換や交流を行い、探究学習に取り組む方々のエネルギーを熱伝導のように広げていきます。
　私は今、多くの方がここに集い、魅力ある学校教育が育まれていく姿を想像し、わくわくした気持ちでいっぱいです。教員、生徒、地域の方々がフレキシブルなチームとなり、主体性を大いに発揮していただけることを願っています。

静岡県教育委員会
教育長　池上　重弘